調剤薬局事務と介護事務を徹底比較!仕事内容と就職のしやすさはどう違う?
調剤薬局事務同様、最近注目度が高まっている職業に医療事務と介護事務があります。
この記事では、調剤薬局事務と介護事務を比較し、仕事内容や就職のしやすさを検討しています。
なお、介護事務については当サイトの姉妹サイトでも詳しく解説しています。
介護事務との比較
調剤薬局事務とよく比較される仕事の一つに介護事務があります。介護事務は、老人ホームやデイサービスセンターなどの介護施設における事務の仕事。
調剤薬局事務も介護事務も医療・福祉系の事務の仕事ですが、その仕事内容には少し違う点があるのです。
扱う保険が違う
どちらの仕事でも最も重要なのは毎月のレセプト請求業務ですが、その元となる保険が違います。調剤薬局事務の場合は医療保険、介護事務の場合は介護保険を基本とした請求。
必要な知識も異なるため、どちらかの仕事をしていたとしても、もう1方の仕事をすることはできません。
請求の仕方が違う
また、利用者への負担分の請求の仕方にも違いがあります。調剤薬局の場合、患者さんへの精算は利用の都度。そのため、会計を早くしなければならないなど、日々の会計時も忙しくなります。
しかし、介護施設の場合は、基本的に月の利用分をまとめて請求するのが一般的。そのため、日々の業務はそれほど忙しくなりませんが、利用者への請求時期と、レセプト請求の時期が特に忙しくなります。
異なる点はありますが、基本的にはどちらも施設内の事務を全て任されるため、幅広い仕事内容になるのが特徴。仕事に対しては正確さと迅速性を要求されるのも、どちらにも共通した点です。
就職しやすいのはどっち?
調剤薬局も介護施設も、今後数が増えていくことが想定される施設。調剤薬局は医薬分業が今後も進むため、そして介護施設はさらに社会の高齢化が進むことがその要因です。
そのため、調剤薬局事務も介護事務も、どちらも今後の需要は高いと言えるでしょう。
さらに現状では、調剤薬局の場合は薬剤師が、介護施設の場合は介護職の人が事務の仕事を兼任しているケースも多いもの。今後、それらが本来の事務職の仕事となる可能性も高く、そうなるとその分の求人も増えるでしょう。
未経験者の採用では介護事務が若干有利
では、未経験の場合にはどちらが就職しやすいのでしょうか。地域などにより違いもありますが、一般的に介護業界は人材が不足していると言われています。
そのため、どちらかといえば介護事務の方が未経験でも採用されやすいかもしれません。
肉体労働NGなら調剤薬局事務
しかし、介護事務の場合、注意しなければならないのは介護職との兼任を求められるケースも多いということ。ヘルパーとしての対応や送迎の手伝いなど、純粋な事務以外の仕事の手伝いを要求される場合があるようです。
そのため、純粋に事務としての仕事を希望するのであれば、調剤薬局事務の方が仕事の内容としては合っているでしょう。
介護事務の仕事内容、資格の取り方、勉強方法などの詳細はこちら
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