調剤薬局事務の試験の難易度と合格率は?試験の日程と場所は?

調剤薬局事務の試験の難易度と合格率は?試験の日程と場所は?

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主婦に人気の高い調剤薬局事務ですが、試験の概要はどのようになっているのでしょうか。

 

この記事では、調剤薬局事務の試験・受験について解説しています。難易度と合格率は?日程と場所・受験会場は?

 

調剤薬局事務の試験について

 

調剤薬局事務の資格は国家資格ではなく、複数の民間資格が存在しています。それぞれの資格によって、難易度や日程等も異なるため、どの資格を受験するかをしっかり吟味することが重要。

 

調剤薬局事務の主な資格を紹介しましょう。

 

調剤報酬請求事務専門士

調剤薬局事務の資格の中で最も歴史が古く、唯一政府の認定を受けている資格で、一般社団法人 専門士検定協会が主催しています。

 

7月と12月の年に2回行なわれており、2級と3級はNTT回線を利用したFAXによる受験も可能。1級は全国9ヶ所の会場で受験することになります。

 

なお、受験資格は特にないため、誰でも受験することが可能です。学科と実技の2科目ですが、1級以外は全て択一式の試験となっています。また、他の資格と異なり、更新制度を採用しているのも特徴の一つです。

 

調剤事務管理士

技能認定振興協会が主催する資格。年6回、奇数月の第4土曜日に試験が行なわれており、受験資格は不問。

 

学科と実技の2科目で、学科はマークシート形式10問、実技はレセプト点検が1問、レセプト作成が2問の計3問が出題されます。全国30ヶ所以上の試験会場で受験することが可能です。

 

 

調剤報酬請求事務技能検定試験

一般財団法人 日本医療教育財団が主催する資格で、受験資格として、認定された調剤事務講座を受講した修了生のみと決められています。

 

試験は年6回、奇数月の第2日曜日に開催されており、試験時間は80分。学科と実技の2科目の試験となっています。受験会場は試験の実施月によって異なるため、事前に確認が必要です。

 

合格率と難易度

 

調剤薬局事務試験の合格率についても、主な資格の種類ごとに見ていきましょう。

 

調剤報酬請求事務専門士

調剤薬局事務の資格の中では最も難しいといわれている資格。合格率は1級で15〜20%、2級で45〜55%と他の資格と比べてダントツに合格率が低くなっています。

 

調剤事務管理士

調剤事務管理士の合格率は60%程度。受験資格不問で様々な人が受験するため、決して低い合格率ではありません。

 

しかし、調剤事務管理士の資格試験は資料の持ち込みが可能な試験。資料を見てもよい試験でもこの合格率のため、受験対策はしっかりしておく必要がありそうです。

 

調剤報酬請求事務技能検定

決められた講座の修了生のみ受験できる資格のため、合格率は高めで90%前後。資料の持ち込みも可能なため、合格率も高くなっているようです。

 

ただし、合格するためには実技、学科ともに90%以上の正解率が必要なため、ケアレスミスなどをしないよう、注意する必要があるでしょう。


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