医療事務は男性でも就職できる?気になる年収や待遇は?
医療事務というと女性だけの仕事と思っている方もいるようですが、実際はそうではありません。
この記事では、医療事務として男性のニーズがあるのかどうか、給料や待遇面で女性との違いがあるのかどうかをまとめています。
男性のニーズはあるの?
医療事務といえば女性のイメージの強い職業ですよね。医療事務の仕事はレセプト作成だけでなく、受付も兼ねることが多いもの。特に、クリニックの受付などはほとんどが女性で、男性を見かけることはあまりありません。
受付は病院の顔なので女性の方がよいとか、男性相手よりも女性相手の方が症状などを伝えやすいなど、いろいろな理由があるでしょう。
では男性の医療事務のニーズはあるのか?といえば、答えは「YES」。どちらかといえば小さなクリニックよりも大きな病院の方がニーズがあり、それも徐々に増えてきています。
男性の医療事務員が必要な理由
男性の医療事務が必要な一番の要因は当直です。大きな病院では夜間も救急診療などをしているケースが多く、その場合、医療事務の当直者が必要となります。
女性でも当直は可能ですが、体調面や家庭の事情などで難しい人も多いでしょう。防犯面でも、特に夜間には男性がいた方が安心という理由もあります。
また、救急患者を車から運ばなければならないこともあり、力のある男性の方が重宝されます。
そして、これは医療事務に限りませんが、女性には結婚・出産による退職などが起こる可能性がありますよね。男性の場合はそのようなケースは少ないため、どちらかといえば男性を望む病院も多いようです。
また、女性の多い職場では何かと問題が起こりやすいもの。病院内でのトラブルを減らすために、あえて一定数の男性を採用している病院もあります。
男性医療事務員の給料は?
医療事務員として働く場合、気になるのはやはり給料のこと。医療事務の給料は230〜300万円程度と、一般事務と同程度が平均的です。
男性の場合もあまり金額には差はありませんが、一般的に男性の方が残業が多かったり、夜勤をこなすケースが多いため、手当等でのプラスが多くなります。
待遇面で女性との違いはあるの?
基本的に待遇面では女性との違いはないでしょう。ただし、男性のほうが有利と考えられる面もあります。女性の場合、結婚や出産などで退職したり、産休・育休を取ったりと、同じ病院で継続して長く勤めることが難しいことも多いですよね。
男性の場合は正職員で採用された場合、転職ではなくそういった理由で辞めることはあまりないでしょう。そのため、男性の医療事務員は、医療事務の中の管理職候補となる場合もあります。
医事課の課長などの管理職は男性であることも多く、出世という面では男性の方が有利と考えられるでしょう。