調剤薬局事務のやりがいとは？薬局での役割は何？

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調剤薬局事務は具体的にはどのような仕事をするのでしょうか。また、調剤薬局事務のやりがいとは何なのでしょうか。

この記事では、調剤薬局事務の仕事の役割とやりがいについてまとめています。

調剤薬局事務は、薬剤師のサポートをし、患者さんにより安全に薬を提供できるよう手助けをするのが仕事。そのため、調剤薬局内で発生する仕事のうち、薬剤師の独占業務以外のほとんどは調剤薬局事務の仕事となるでしょう。

薬を調合したり、患者さんに薬について説明をするのは薬剤師の仕事ですが、処方せんを受け付けたり、会計をするのは調剤薬局事務の仕事。その他、薬局内の清掃や電話応対、請求書の処理など、薬局内の事務仕事は当然調剤薬局事務が行なわなければなりません。

そして、調剤薬局事務の仕事の中で一番重要なのが、調剤報酬の請求業務。これは月に1回、1ヶ月分の調剤報酬の請求を行なうもの。もし、請求内容が誤っていると請求のしなおしになるなど、正確性とスピードが要求される仕事です。

現在でも小さな調剤薬局などでは、薬剤師が受付や会計、報酬請求も行なっている場合がありますが、効率化や安全性を考えれば、薬剤師は調剤に専念できる環境であることが理想。調剤薬局の仕事を円滑に進めるためには、調剤薬局事務の仕事はかなり重要と言えるでしょう。

調剤薬局に訪れた患者さんが、最初と最後に接するのが受付と会計を行なう調剤薬局事務。そのため、調剤薬局事務員の対応がその薬局の印象を大きく左右します。笑顔で丁寧に接するよう心がけていたことから、患者さんに感謝され、やりがいを感じるという人も。

また、実際に調剤を行なう立場でなくとも、薬に詳しくなれるという利点もあり、家族の健康管理を行なう上でやりがいを感じる人もいます。調剤を行なうのは薬剤師ですが、在庫管理を行ったり、毎日薬剤師が患者さんに薬の効果を説明しているのを目の当たりにすることで、薬の名称や効能を少しずつ覚えていくようです。

そして、調剤薬局事務の仕事というのは、その薬局の売上に直結しているのが特徴。その点が通常の一般事務職とは最も異なる点と言えるでしょう。

通常、医療費の自己負担は3割のみのため、残りの7割は健康保険組合に請求をしなければ、支払われることはありません。この調剤請求業務を担っているのが調剤薬局事務。

月に1回のレセプト請求時には、かなり忙しくなる場合もありますが、その分正確に請求ができ、戻りがなかった時の達成感は格別。自分の仕事で大きなお金が動き、それが薬局の経営を支えている、ということが大きなやりがいとなっている人は多いようです。