調剤薬局事務は残業が多いの？残業代は支給される？

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調剤薬局事務の仕事は残業はあるのでしょうか。また、残業した場合、きちんと残業代は支払ってもらえるのでしょうか。

この記事では、調剤薬局事務として働いた場合、残業があるのかどうかについてと、残業代が支払われるのかどうかについて、それぞれまとめています。

まずは、調剤薬局事務という仕事が、そもそも残業の多い職業なのかどうか見ていきましょう。

調剤薬局事務の残業がどのくらいあるかについては、その勤め先の薬局によって大きく異なるもの。まず、近くにあるクリニックなどの診察時間が長い場合、そのクリニックの診察時間に合わせるかたちで、調剤薬局の営業時間も元々長く設定されている場合が多くなります。

クリニックではお昼の休憩時間が長く取られていますが、調剤薬局の場合には、大体がお昼休みなどを設けずに営業するケースが多いでしょう。

そうなると、1日の営業時間が9時～20時など、一般企業の会社員と比べて長くなる場合があるようです。この場合、シフト勤務などで対応する薬局もあります。

その場合、シフトの終わり時間に混み合っているときなどは、残業が発生するかもしれません。しかし、基本的には忙しくなる時間を想定して人員が配置されているため、そのようなケースは多くはないでしょう。

調剤薬局事務に残業が発生するケースで最も多いのは、レセプト請求の時期。レセプト請求は、毎月10日までに前月分の請求をまとめて行なわなければいけません。

つまり月初は通常の受付・会計などの作業をしながら、レセプト請求の仕事を行なう必要があり、通常よりも多忙になります。

そのため、月初には数日間、残業をしなければならない場合もあるようです。しかし、基本的にはコンピュータへの入力が中心になるため、操作に慣れてしまえば、それほど長時間の残業にはならないでしょう。

このように、調剤薬局事務における月のトータルの残業時間は、基本的にはそれほど多くありません。求人情報などを見ても、月の残業時間は10時間以下、5時間以下などが目安となっています。

勤め先によって異なるため、一概には言えませんが、職種的にはそれほど残業は多くないと考えてよさそうです。

調剤薬局事務の場合、残業は多くはないが多少はある、ということがわかりましたが、その場合残業代はどうなるのでしょうか。

残業手当に関しては、労働基準法で週40時間または1日8時間以上の労働を行なった場合、25％増しの金額を支給することが定められています。

無給での残業は違法ですので、基本的には、調剤薬局事務も残業手当は支給されます。しかし、シフト勤務などで1日の勤務時間が元々短く、残業をしても8時間を超えない場合には、割り増し分はないものと考えておいた方がよいでしょう。

一般企業でも時々ありますが、労働基準法を遵守せず、残業代を出していない薬局も中にはあるかもしれません。薬局の内情を勤める前に確認するのはなかなか難しいですが、人の出入りが激しいなど悪い噂がある場合には要注意です。