調剤報酬請求事務専門士1級とは？調剤薬局事務とは違うの？資格は必要？

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調剤報酬請求事務専門士1級とはどのような資格なのでしょうか。調剤薬局事務とは違うのでしょうか。

この記事では、調剤報酬請求事務専門士1級の資格について、仕事内容や取得方法、調剤薬局事務との違いの有無について説明します。

調剤報酬請求事務専門士とは、一般社団法人　専門士検定協会が実施する、調剤報酬に関する資格試験のこと。調剤事務に関する資格の中では最も古くからある資格です。

調剤報酬請求事務専門士の資格には1級から3級まであり、3級は新入社員レベル、2級が中堅社員レベル、1級が教育者、リーダーレベルという目安になっています。

国内に複数存在している調剤報酬請求に関する資格の一つで、医療保険や調剤報酬請求に関する基礎知識や、レセプト請求など、調剤薬局事務に必要な知識が問われる資格。数ある調剤薬局事務関連の資格の中で、唯一政府の認定を受けた資格でもあります。

社内研修として、調剤報酬請求事務専門士の資格試験を利用している薬局も数多くあるようです。また、2年毎の更新制度も導入されており、資格取得後も一定のレベルを維持できるようになっています。

調剤薬局事務の資格は複数ありますが、その中の一つが調剤報酬請求事務専門士。調剤薬局事務の仕事は多岐にわたりますが、その中で最も重要な仕事とも言える調剤報酬請求に特にスコープをあてた資格です。

調剤薬局事務の仕事は、資格がなくともつくことができますが、調剤報酬請求事務専門士1級を持っていれば、調剤薬局事務の仕事につきやすいと言えるでしょう。

また薬局によっては調剤報酬請求事務専門士の資格保持者に対して、資格手当などが支給される場合もあるため、その点も資格取得のメリットです。

調剤報酬請求事務専門士の試験は年2回、7月と12月の第1土曜日に行われます。試験内容には学科と実技があり、1～3級までの共通問題に加え、1級と2級では追加問題があります。2級まではすべて択一式ですが、1級のみ手書きレセプトの作成があるのが特徴。

そのため、1級の難易度はかなり高く、平均合格率は15～20％程度です。また、2級と3級は通信での受験も可能ですが、1級は会場受験のみとなっています。

1級と2級、2級と3級の併願受験も可能なため、年間の試験実施回数は少ないですが、一度に二つの級を獲得することも可能です。

ちなみに、調剤報酬請求事務専門士の試験は特に受験資格もなく、勉強さえすれば誰でも受験することが可能。そのため、独学で勉強して受験することも可能ですが、実施団体が行っているe-ラーニングを利用するなどすると、勉強をスムーズに進めることができるでしょう。